このアパートメントは約200平方メートルの広さを持ち、その全てが色彩で満たされている。空間は多様な形と色でマークされ、壁と床に色彩ブロッキングが施されている。この施工には、マイクロセメントの層を各色でコーティングし、後から保護コーティングで磨くという工程が必要だった。
プロジェクトの期間は8ヶ月。その間、マイクロセメントの特性を理解し、さまざまなサンプルと色を試すという研究が行われた。最大の課題は、既存の床を磨いてマイクロセメントが接着するようにすること、そして正確な色を得ることだった。バーカウンターやクレデンザユニットは工場で製作された。
このプロジェクトには、クリエイティブディレクターのプラシャント・チャウハン、リードアーキテクトのアヌ・チャウハン、プロジェクトアーキテクトのスマラニ・ヴッパラというチームが参加。彼らの共同作業により、クライアントの要望である「アートワークのような空間」が実現した。
「Ungrey」は、2022年のA' Interior Space, Retail and Exhibition Design Awardで鉄賞を受賞。この賞は、産業のベストプラクティスと優れた技術特性を統合し、満足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献する、よくデザインされた実用的で革新的な創造物に授与される。
このデザインの著作権はプラシャント・チャウハンに帰属し、写真はヤドニェシュ・ジョシによって撮影された。色彩が生み出す空間美を体験し、新たなライフスタイルの可能性を探求する「Ungrey」に、ぜひ注目してほしい。
プロジェクトデザイナー: Prashant Chauhan
画像クレジット: Photographer - Yadnyesh Joshi, 2022
プロジェクトチームのメンバー: CREATIVE DIRECTOR: PRASHANT CHAUHAN
LEAD ARCHITECT: ANU CHAUHAN
PROJECT ARCHITECT: SMARANI VUPPALA.
プロジェクト名: Ungrey
プロジェクトのクライアント: ZERO9